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【禁聞】校長が女児6人をホテルに 中国人はいつまで沈黙する?

2013年05月19日

 

【新唐人2013年5月19日付ニュース】最近、海南省のある小学校の校長が6人の女児をホテルに連れ込んだことが明らかになりました。中国では近年、学校の教師や校長による性的暴行事件が度々メディアに取りざたされています。しかし、暴露されたことは氷山の一角にすぎないとの指摘もあり、中国人はいつまで沈黙を続けるのかと問いかける声も聞かれます。

 

5月8日、海南省万寧市の後郎小学校の6年生の女児6人が失踪する事件が発生。担任や保護者が探しまわっても見つかりませんでした。翌日の夜11時になって、女児1人が海口市の親戚宅で、3人が海口市の借屋で発見されました。10日午前10時、万寧市長豊鎮のリゾート村で残る2人が発見されました。発見当時、女児らは意識がもうろうとしていたそうです。

 

病院の検査のあと、医師は保護者らに対し、女児らは下半身に程度の異なるけがを負っており、性的暴行を受けた可能性があると告げたそうです。

 

警察当局によると8日夜、女児4人は万寧市内のホテルの二部屋に分かれて宿泊。監視カメラには、万寧市第二小学校の陳校長が夜、女児らの部屋に入り、翌朝もう1つの部屋から出て来るのが映っていました。残る女児二人はリゾート村で2泊し、うち一晩は万寧市住宅管理局の職員と一緒だったそうです。

 

その後のメディアの報道によると、地元警察は事件に関わった二人を拘留。しかし、女児らは性的暴行を受けていないと発表しました。

 

14日早朝、万寧市当局は公式ミニブログ(微博)上で、13日夜9時、法医学者の鑑定の結果、女児4人の処女膜に損傷はなく、残りの二人はさらなる鑑定が必要と発表しました。

 

一方、女児5人の保護者らはメディアの取材の際、女児たちは10日検査を受けており、法医学者と警察から処女膜が破裂していたと知らされたと述べました。当局が発表した結論に疑問を提起し、サインを拒んでいます。

 

うち、ある女児の父親は女児たちが薬を飲まされた可能性があると疑っています。事件に関わった校長は以前にも女児を誘惑して性行為を行ったそうです。もう一人の女児の保護者は血の付いた女児の下着の映像をネットに公開しました。

 

しかし、官製メディアの中央テレビは、警察当局によると女児らのほうが、校長を誘ったと報道。

 

河北省小学校教師 馬彦芬さん

「これは間違ったことです。学校でこのようなことが起きてはいけません。この種のことが起きる原因は政府部門の職責にあります。政府部門の不作為で、社会が腐敗し、学校さえ汚染されています」

 

時事評論家・林子旭さんは、中国ではもともと教師は誰からも尊ばれる職業で、校長はなおさら道徳と人格が優れた人である必要があると述べます。

 

時事評論家 林子旭さん

「中共は逆淘汰の大きな器械で、その触覚は中国社会の隅々にまで入っています。学校も例外ではありません。校長の位にまでよじ上った人は才能と品格によってではなく、逆に多くの人は道徳が腐敗しているからこそ中共の教育システムの中で居場所を見つけたのです。子供をこれらの人に預けるのはまさに家庭と社会の不幸です」

 

中国のあるネット作家は14日、文章を発表し、幼女が思うがまま侮辱されるとき、この民族に希望があるのかと嘆いています。

 

ネット作家 墨黑紙白さん

「中国では海南のような事件が初めてでは有りません。実際は多く発生しています。本当に心がえぐられる感じです。一国家の発展はまずは子供にかかっているのに子供に思うがまま性的暴行を加えるとき、この民族が将来どこに向かうか想像もできません」

2011年、陝西省略陽県で、酒に酔った村の共産党幹部4人が12歳の女児を集団強姦。2012年、河南省永城市でも官僚が幼女を強姦。同じく2012年、河南省信陽市では60歳代の教師が複数の児童にわいせつな行為を行いました。この教師の息子は地元派出所の所長だそうです。

 

林さんは人々に傍観しないで立ち上がってほしいと呼びかけます。中国共産党官僚が長年悪事を続けられるのは、一人一人の中国人の懦弱と関係あるのではないかと問いかけます。また、中国人が沈黙を続けるかぎり、共産党による国と民族に対する蹂躙はずっと続くと警告します。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/05/16/atext898461.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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